【宝塚、劇団四季に次ぐ動員数】秋田県の過疎村へ年間25万人を呼ぶ「わらび座」が凄い【温泉旅館付き】
この前テレ東のカンブリア宮殿観てたんですよ~。
取り上げられていたのは秋田県仙北市に拠点を構える劇団「わらび座」
2016年8月11日放送 わらび座 取締役会長 小島 克昭(こじま かつあき)氏|カンブリア宮殿:テレビ東京
この劇団の凄さをまとめます。
▼ 「わらび座」凄い点 5つ
① 温泉旅館と劇場が併設
わらび座で演劇見てそのまま温泉浸かって旅館で料理食べて寝れますw
しかも食事中にわらび座の劇団員の方が秋田民謡を踊ってくれるサービス付き、良いですねぇ♪
食事は秋田産の鮎など名物が楽しめます。
② 演劇は民謡+ミュージカルの和洋折衷
かつて民謡にこだわり過ぎてお客が遠のき倒産の危機になった時現会長の小島氏が外部から有名演出家・脚本家の関弘政氏、ジェームス三木氏、舞台美術家の妹尾河童氏、朝倉摂氏を頼り見事に挽回しています。
民謡を残しつつ有名脚本家のミュージカルを取り入れた新しい演劇に熱狂的なファンが多くついています。
③ 出張学校公演や修学旅行先にもなっている
わらび座は積極的に各地の学校へ出張公演したり、修学旅行生を招いて演劇体験会を催し団結力や表現力を学んでもらっています。
そういった若い世代との交流も未来を考えるわらび座ならではですね。
④ 地元農家と協力
わらび座のお客さんに農業体験で果物狩りを楽しんでもらおうと植えたブルーベリーが大変好評で今では1万本の規模になっています。
果実も一粒一粒が大きく有名ホテルに卸しているほどです。
ブルーベリー栽培のノウハウを放棄した田畑の地主に無償提供し広めている活動もしています。
⑤ 劇団員を全て正社員生涯雇用
これはホント凄いことです。
ただの劇団ではアルバイト扱いが多い中で福利厚生をきちんとした生涯雇用してるんですから。
多角的に経営を進め利益を得ているからこそですね。
▼ まとめ
ホントね、劇団でこれだけ経営観を持って多角的に取り組んでいるのはすごいです。
多角化を劇団員の方が進めているのも驚きました。
これだけ成功させている秘訣はやはり劇団員一人ひとりのに湧き出る活力・バイタリティのなせる技です。
もともと「人を楽しませたい」という想いから入団したのですからその想いの強さが経営成功に結ばれているんですね。
心から笑った表現をし心から悔しい思いをする、そして心から頑張れる一人ひとりの感情が起業を活性化させているんです。
小島会長の名言「演劇は人間に必要な“ビタミン”」いい言葉です。
タンパク質も炭水化物も生きるために必要ですがそれだけじゃつまらないし成り立ちません。
生活を活性化させるビタミンが演劇なんですね。