【カンブリア宮殿 感想】リーマン・ショックを克服させた オオアサ電子 無指向性スピーカー「エグレッタ(Egretta)」誕生秘話【長田克司 社長】
番組内容
大手企業から部品製造や加工・組み立てなどの仕事を請け負う下請け企業は、日本の製造業を支える縁の下の力持ちだ。しかし、発注元の業績不振や海外生産移転で仕事がなくなり、存亡の危機にさらされる可能性もある。今回登場するのは、それが現実となってしまった中小企業2社の社長。小さな工場が自らの力で生き抜こうと奮闘する姿を追う。by 2014年2月20日放送 オオアサ電子 社長 長田 克司(ながた・かつし) 氏/TOP 社長 山本 惠一(やまもと・けいいち) 氏|カンブリア宮殿:テレビ東京
面白かったです。
2008年のリーマン・ショックで世界経済が冷え込み、大企業の下請けが次々と廃業しました。
オオアサ電子も親会社から全売上の8割を締める受注が中止に。
理由は単刀直入に表現すると
「中国から仕入れるから、君はもう用なし。おつかれさまぁ」
いきなり宣告された長田社長は当時を振り返り
「事が大きすぎて、夢の中のようだった」
と話します。
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300人いる従業員を路頭に迷わせてしまうのですから。
廃業の危機を救ったのは
「乗り越えようとする社員のやる気ある目の輝き」
それだけでした。
社員たちは下請けで培ってきた技術で大企業に頼らず自社製品で勝負する事に希望を見出していたのです。
そして誕生したのが無指向性スピーカー「エグレッタ」
(amazon)
普通のスピーカーは前面一方のみ音が出ますが「エグレッタ」は360度全方位音が出るためコンサートやライブの臨場感がそのまま表現できます。
値段が26万円と高いにもかかわらず、試聴した人が即買する程良い音が出るのです。
この小さな町工場が作り宣伝もままならない「エグレッタ」が品質の良さの口コミが広がり東京で試聴コーナーが出来るほどのヒット!
「エグレッタ」がオオアサ電子の全売上2割を締めるようになりました。
こうして親会社の気まぐれに翻弄されないモノづくりへと経営が転換できるようになったのです。
この話のキーワードはズバリ
「揺るがない技術」
です。
努力で培った技術は裏切らないのです。
あらゆるジャンルの技術に言えることです。
技術が需要者と供給者の両方を助けているのです。
技術の根源は
「お客の生活向上」
この想いが良い技術を研ぎ澄ませています。
同じものを大量に作るだけしか能のない中国に負けてはいられません!!
中国には難しくてできない技術を作り日本の専売特許を増やすことが日本国民全体の幸せにつながります。
文章・電気・芸能・科学・工業
どんなジャンルでもいいです、自分の向いてる得意な技術を磨き上げてお客の生活の役に立ち、世界に一つだけの自分しかできない事を作りましょう!!