映画「チャッピー」がとんでもなくヤ バ イ 【感想 レビュー】
予告動画
あらすじ
近未来。ヨハネスブルグの高い犯罪率を減らすため、南アフリカ政府は、兵器メーカーTetravaalから、人工知能を半分取り入れた最先端の攻撃ロボットが治安を維持していた。
同社のヨハネスブルグ工場では、ロボットの設計者、デオン·ウィルソンは、感情を感じたり、意見を持ったりすることができるという人間の知性を模倣した新しい人工知能ソフトウェアを作り壊れたロボットに新しいソフトウエアをインストールする。
ロボットの知能はまだ何も情報を持っておらず、見た目は攻撃ロボット、でも中身は純真無垢でまるで子供のようである。
ヤバイです
40年映画を観てきた中で最高の映画です。
何がヤバイのか1つずつ考察します
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▼ チャッピー4つのヤバさ(ネタバレ注意)
① 命の原理
人工知能のチャッピーが一番恐れたことは「自分が死ぬ」です。
替えのないバッテリーが切れて死ぬことを恐れそれを避けるために奔走します。
生きるためにもがく姿は人間そのもの。
そして周りの人間達も死にたくないから殺し合います。
命は自らを維持するために手足と知能が備わっていて、それこそがまさに命の原理なのです。
② 教育で人生が決まる
チャッピーに人工知能をインストールしてすぐは赤ん坊のように周りの人物に敏感で接しながら言葉をかけられながら世間を知っていきます。
子供のように純粋で人間の言うことを聞きやって良い事と悪いことを教育されます。
悪い輩に教育されればナイフの使い方を、良い指導者に教育されれば絵や詩の綴り方を学びます。
何も知らず世界に生を受けたチャッピーは教育次第で良くも悪くもなるのです。
人間もまったく同じことが言えますね。
③ 人間から受けた迫害と優しさをどう咀嚼する?
敵からの迫害と母親からの優しさを積み重ねチャッピーの人格が形成されます。
敵を倒す・仲間を守る・復讐・許容の繰り返しにチャッピーは苦しみ笑い成長します。
命を維持する命題を全うする中で見てて聞いて触ったことがチャッピーをより強くし、敵を討ち仲間を守る螺旋をグルグルと登るのがもう一つの命題です。
④ 生きるとは素晴らしい
起きて・歯磨いて・電車に乗り・仕事・帰宅・飯食って寝る
ロボットのように繰り返す僕ら人間と人間が作ったロボット
やってることは同じです。
命の維持のために仕事と生理現象処理を繰り返す。
その中で芸術を楽しみゲームを趣向できるのは僕らに知能があるから。
知能を持ち生きる素晴らしさをチャッピーは一生懸命満喫しています。
生きたい行きたい活きたい息たい・・・
と願い、時には他者を蹴落とし、時には他者を慈しみ・・・
他者との繋がりが命を彩り花咲かせる。
見た目はロボットだけどただの見てくれにすぎない。
チャッピーの生きる情熱と純粋さが混沌とした世界をバッグに美しく美しく舞い踊っているのです。
▼ まとめ
いやぁ、ホントやばかった、、、、
あと3回は観たいです。
アクションも素晴らしくロボット戦闘モノ好きも大満足です。
PG12指定ですので中学生以上の学生さんが観たらいろいろと感じ学び得るものがあるでしょう。
ただのアクションじゃなく人生哲学と人の優しさと厳しさと理不尽さがダイレクトに心へ響くでしょう。
ブルーレイ出たら発売日に買って第9地区でも有名なニール・ブロムカンプ監督の次回作に貢献したいです!
いやぁ、、ホント素晴らしい映画です。
哀愁と迫力の中に命の現金であり慈愛でもある美しく汚いものが2時間にぎっちり詰まってますよっ。
観る価値大アリなのでぜひ皆様もご覧あれ☆
フィギュア欲しいけど高いェ・・
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