【カンブリア宮殿 坂東太郎社長 感想】和食ファミレス「坂東太郎」の魅力・強みとは?【店舗数:68 売上高:73億円】
番組内容
外食不況と呼ばれ、低価格を売りにしたファミリーレストランチェーンが台頭する中、平均客単価1400円と高価格ながら、成長を続ける異色のファミレスがある。北関東・茨城県を中心に68店舗を展開する和食ファミレスチェーン「ばんどう太郎」だ。客の多くが、祖父母から孫まで連れ立った3世代の家族。
1番人気の「みそ煮込みうどん」からお寿司まで、100種類以上ある豊富なメニューも人気の要因だが、それ以上にお客を魅了するのが、「3世代全員が満足する居心地が良い店作り」にある。熱烈なリピーターを育て上げてきた知られざるファミレスチェーン。効率化を求めず、競合と競争しない独自経営には、人々を「幸せにしたい」という、創業者の熱き思いが秘められている。
いい話でした。
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「祖父母・父母・孫」の3世代で来店し食事をするお客さんが多い「坂東太郎」
その理由は
・座敷がある
・孫が騒いでも注意なし
・祖父母好みの和食メニュー
・平均予算1人当たり1400円だがそれ相応の食材・料理のためコスパが良い
・各店舗に1人ずつ「女将」がいて、先頭に立って駐車場まで迎える等のきめ細やかな接客をする
・お食い初め、還暦祝い、法事などの行事に合わせたサービス
これらが「坂東太郎」発展へと繋がっています。
なぜこれらサービスを可能とさせているのかというと
・従業員休憩室の改装
・アンケート褒められ1位の従業員に賞状と5000円進呈
・従業員に負担にならないよう人数を多く雇っている
・月一度の従業員研修を行う
などなど、従業員の幸福度を上げるべく、楽しい職場づくりをしている事がサービス向上へ繋がっています。
やはり従業員が楽く働いていないとお客さんも楽しくありませんものね。
また、料理の質を高めるため
・地元の農家・畜産と取引して良い食材を値段を“安く”ではなく“高く”仕入れている
・厨房では機械を使わず、手作業
・米はその日使う分だけ毎日精米
・米の精米で出たぬかは、ぬか漬けに使用
・厨房の従業員人数を他社の倍雇う
と、いっさい妥協・手抜きをしていません。
コストカット・オートメーション化している他社のレストランの真逆を行っています。
そう、誰も走っていない道を走るから独走できるのです。
走る方向は「お客・従業員の幸せ」の追求です。
「お客・従業員・料理」の3点の満足度をうまく調合し、最高の状態で経営しているのが「坂東太郎」なのです。
今度僕も行ってみます!
「ばんどう太郎」店舗情報
「ばんどう太郎」メニュー
関連書籍
↑内容紹介坂東太郎グループは、平成24年度 経済産業省の「おもてなし経営企業選50社」の1社にも選出された和食ファミリーレストラン企業です。本書では、近年レストラン企業の枠を超えてますます注目が集まる坂東太郎の魅力をわかりやすく紹介します。