【目標に向かい生きる=リアル】リアル 14巻 感想
面白かった。
印象に残ったセリフ
「自分にできる何かをチームに差し出す」
車椅子バスケタイガーズの新人リョウは技術が足りませんが、声を出しチームに役立とうと頑張っている姿をチームメイトが見てのセリフです。
これは仕事でも学校でも同じことが言えますね。
新人でもベテランでも、自分にできる何かを会社に、クラスに差し出す。
それぞれがそれぞれのできることを差し出し、積み上げて価値にする。
その価値が仕事では商品になり、学校では大会の賞になる。
「自分は何も出来ないから」
と卑屈になっては、そこがチームの穴となり崩れ落ちます。
目標を定めチーム全員がそこへ向かうことが大事なんですね。
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もう一点、印象に残ったのは高橋の努力。
やはり車椅子バスケの新人の高橋は周りに比べ大差で劣っています。
「自分に足りないのは何か?」
を探し、足りないものを補うため努力する。
足りない点と点を補って結んでいき、一つの大きな価値にする。
高橋にとって足りない点はまずスピードで、きつい坂を何度も往復して腕力を鍛えていました。
そこを補えたらまた別の足りない点を探し努力する。
その繰り返しが目標へと近づけてくれるでしょう。
自分の価値を増やしてチームに差し出すために。
・・高橋の場合「差し出す」というより「与えてやる」がふさわしいんですが、そこはまだ高橋の未熟さが表れていますねw
野宮はバスケチームのトライアウトに落ちて目標を失いましたが夏美が漫画家の目標に挑む姿に勇気をもらい再び目標の光が灯りました。
そして戸川の親友ヤマが暗黒面から脱したのも感動しました。
筋ジストロフィーという20歳で死んでしまう病気ですが、自分で名医を探し出し40才、50才になっても生きられる目標を見出し前向きになれました。
戸川も、高橋も、ヤマも、野宮も目標という大きな光に向かい生きています。
それぞれ目標の光に照らされた目が輝いていました。
目標に向かい生きる=リアル
なんでしょうね。
目標への道中いろんな障害と出くわします。
つまづき、転んで、怪我して、引き返したり、横道にそれたり・・・
泣いて笑って落ち込んで前向いて・・・
それでも今を頑張れるのは目標っていう光が道標になってるからです。
足元見ながら一歩一歩踏みしめる、迷ったら前向いて目標の光を見定める。
目標をなくしたら先にある光もなくなります。
どうか皆様、どんな小さなものでもいいので自分の歩む道の先に目標を作ってみましょう。
REAL 14 (ヤングジャンプコミックス) | ||||
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