果たして喜怒哀楽を持つ人工知能は産まれるのか?
「人工知能は人間を超えるか」読みました。
面白かったwww
今話題の人工知能「ディープラーニング」の概要が主でそこに至る歴史と産業への活用法が載ってました。
「ディープラーニング」って?
画像などの共通化を進め特徴が自動的にわかる仕組みです。
猫の写真を1万枚入力
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第1共通化 耳・ひげ・つり目・模様・しっぽ
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第2共通化 三角(耳)・5本線(ひげ)・ひし形(目)・波型(模様)・曲線(しっぽ)
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第3共通化 楕円(顔)・突起(耳・ひげ・しっぽ)・丸(口)
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第4共通化 丸・三角・波線
というようにどんどん自動で共通化した特徴に人間が名前をつけてあげると「この特徴は猫」と学習し、以後猫の写真を見せると「これは猫」と返事をしてくれるプログラムを言います。
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「ディープラーニング」の語源
共通化を第1から始めてどんどんと深めるのが「ディープラーニング」の語源となり、以前は第3程で行き詰まっていたのをさらに深めることに成功させました。
ディープラーニング以前は共通点の設定を手動でせねばならず、これが莫大な作業量で細かな設定を人間の職人技といっていいほど微妙な調整が必要でした。
これを自動でしてくれるディープラーニングにより人工知能業界はブレイクスルーとなり今各国で開発資金を億単位で投じた開発競争となっています。
何に応用できる?
人間が設定しなくても物事の特徴・共通点をパソコンが自動で見つけてくれたらこんな楽で融通の効く技術はありませんね。
車の自動運転も
「信号待ちの車がたくさん並んでる、この特徴の共通点はもうそろそろ信号が青になる、エンジンの回転数を上げておこう」
とか、普段人間が経験則で判断することを、車の運転動画を1万本觀て学習した人工知能が判断しちゃうんですからね。
画像や動画の判断以外でも一日の日記を打ち込むと文の特徴から疲れ具合や幸福度を判断した人工知能がまるで感情があるかのように気の利いたコメントを返してくれるでしょう。
問題は人工知能に本当の意味での感情を宿せるかどうか、、これはまだ未知ですが20 ~30年後にはありえる話です。
視覚・聴覚・触覚・味覚など様々なセンサー技術を組み合わせて得られた情報を集約しそれに合った言動を人工知能が示せればそれはもう感情があると言っていいでしょう。
ジョークを言ったり怒ったり泣いたりする人工知能の友達が出来るのももうすぐかもしれませんね。