【おやすみプンプン 13巻 感想】人は複雑を通り越すと単純になる【最終巻 完結】
▼ 13巻 内容紹介
新世紀ビルドゥングスロマン閃光の最終巻!
ゼロ世代を代表する漫画家にして、
青春漫画の旗手・浅野いにおが
6年半に渡って描き続けた物語――
ついに完結!世界がその最期を告げる時、
運命の少年少女・プンプンと愛子が迎える終局は!!?
或る少年の成長譚、閃光の最終巻!!
いやいや、ついに完結しましたね。
ハラハラ・ドキドキ・・・・
プンプン最後どうなってしまうんやぁ・・・!!
と、物語を見守ってきましたが最後は結構あっさりとプチハッピーエンドでしたね。
最終巻13巻の考察を僕なりにまとめました。
▼ 13巻 考察
愛子ちゃんはなぜ自殺した?
・愛子ちゃんの心情の流れを考察してみました
プンプンとの逃亡生活で極限状態
↓
一緒に逃げているプンプンにすら疑いを抱くように
↓
自分に近づいてくるプンプンに包丁を向ける
↓
ついにプンプンを刺してしまう
↓
しかしプンプンは自分を受け入れ
「それでいいんだ」
と認め包み込み、抱きしめる
↓
プンプンへの信頼を取り戻す
↓
罪をプンプンがかぶり、
「愛子ちゃんが待っているなら何十年でも刑務所に入る」
と言われ、優しさを感じる
↓
母からの虐待、アイドルからの挫折、報われない努力 などの鬱々とした過去と比べ、愛するプンプンと二人きりで過ごす今に幸せを感じる
↓
小学生時代に七夕の短冊に書いた
「あなた(プンプン)がずっと私を忘れませんように」
という願いが叶い、これ以上はもう何も望まないと思う。
↓
今の幸せのままでいたい
これから先、
警察に逮捕され苦労する未来
プンプンと離ればなれになる未来
そんなものいらない、今の幸せを永遠に感じていたい
↓
命を断つ
※4巻で愛子ちゃんはこう語っています
「たった一人でいいから、頭のてっぺんからつま先まで1ミリの間違いも無いくらい…完全にわかり合いたい。その人と二人きりになれるなら、他には何もいらない。もし、その夢がかなうなら、あたしはその瞬間に死んでもいい。」
プンプンの心情の流れ
愛子ちゃんと死別し、東京へ逃げ戻る。
↓
これまでの人生にまとわりつく「煩悩・邪心・嫉妬・怠惰・疑心・欲望」の神様が左目に宿り、鬱陶しくてしょうがなく左目をナイフで潰す。
↓
鬱陶しい神様とも、自分ともこれでオサラバ、逃亡生活も終わり。
↓
小学生の時に眩く光る天の川を見た愛子ちゃんとの思い出の地で永遠に眠る。
天の川で愛子ちゃんと再会するために。
↓
「おやすみ」
↓
死への安心感に身を委ねようとした瞬間、目の前に現れた幸さん。
「起きなよ」
幸さんの一言で眠ることは出来なかった。
↓
あれから数年経つ。
愛子ちゃんとの思い出も薄れてきている
なぜかというと、今が楽しいから。
幸さん達と何も考えずにただ単にシンプルに生きている
それだけでいい。
ただ、それだけ。
今まで難しく考え過ぎていたんだ。
考え過ぎてまわりまわって、何も考えなくなったら楽になった、楽しくなった。
きっと愛子ちゃんの事も考えなくなるだろう。
嘘をつかない人生は重く苦しく狭い。
嘘を正直に言おう
だから、さよなら、愛子ちゃん。
▼ まとめ
結局天の川で再会したのは幸さんでしたね。
あの工場で幸さんもプンプンと同じ天の川を見ていたのかぁ。。。。
人生どんな出会いがあるか何が起こるかわかりません。
わかりもしない事を、あ~だこ~だ悩むのは無駄以外の何物でもありません。
シンプルに考え生きましょう。
・・・と思えるのは紆余曲折の悩みが悟りに変わる時です。
「挫折・希死・トラウマ・周囲からの虐げ・不運」に翻弄され考えて考えて悩んで悩んだ先に「今楽しけりゃいいや」っていうシンプルな行動理念に辿り着きます。
悩んできたからこそシンプルの良さが身に染みてわかるんですよね。
結局最終的にはプンプンも「風の吹くまま気の向くままに生きてる」って愛子ちゃんに報告してたし。
いろいろあったけど、これから先プンプンには幸せであってほしいですね。
ツイッターの評判
そういえばおやすみプンプンの最終巻読んだけれど、思いの外きれいにまとまっていて「ちくしょう」って思った。悔しい。心を動かされっぱなしだった。
— あつこ (@atsukohaaaan) 2013, 12月 30
おやすみプンプンの最新刊を読んでとても気持ちが下がった。笑
— さちこ@CORE*FiLMA (@tolemoro) 2013, 12月 30
おやすみプンプン読み終わったーーー
これ読んだらほんまに鬱になるー
— あべまゆみ (@amutuin) 2013, 12月 30
おやすみプンプン最終巻13巻読みました。そっかこっちに転がるか〜〜ってちょっと思ったよね。しかしまぁ愛子ちゃんの儚さとかすごく惹かれるね…。みんな安定を求めるけど心のどっかでは非日常が起こったらいいのにって思ってるのよね。初めてあの黄色い漫画を手にしてから7年おつかれさまでした。
— あかねちゃん (@s2anko) 2013, 12月 30
おやすみプンプン想像以上にテーマ重くて言葉が出ない
— つっきー (@Campanella826) 2013, 12月 30
おやすみプンプン最終巻読みました。愛子ちゃん、プンプン、よく頑張ったね。お疲れさまでした。あの頃軽蔑して憎んだような大人になってしまったけれど、生きていれば必ずいい事があるなんて思わなくなってしまったけれど、できるだけやってみるよ。おやすみ、プンプン。さよなら、愛子ちゃん。
— 裕次郎 (@ise_vicious) 2013, 12月 30
おやすみプンプン完結したのか。ずーっと、買うか買わんか悩んでるんだよな…読んだら絶対鬱になるだろうし、でもやっぱり気になる…(ーー;)
— マコさん (@ma0_0vco) 2013, 12月 30
おやすみプンプン最終巻 読むんじゃなかった
— MO (@mondohyde) 2013, 12月 30
おやすみプンプンの最終巻13巻買ってきた。
昨日、発売日だったみたい。
気が滅入るくらい鬱な内容の漫画だけど、内容うんぬんより、こういうのは全部揃えて本棚に並べるのが楽しいo(^-^)o
— さとし (@sub_sabro) 2013, 12月 30
おやすみプンプン13巻何度も読み返してる
読むの辛いけど
— ひろむ (@nya_69) 2013, 12月 30
おやすみプンプン読み終わった。ただただ感慨深いのでただただ感慨深かった記念呟き
— むろ (@muro1319) 2013, 12月 30
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