トラねこの巻

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【グロSFアクションに感動!!】映画「寄生獣」感想

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いろいろと賛否が上がっている映画「寄生獣」(公式サイト

▼予告動画

超映画批評「寄生獣」25点(100点満点中)

『寄生獣』見てきた。オマエに監督をされて残念、という気分 - 超時空超巨大小学6年生

僕も早速見てきました!

印象に残った点5つ挙げていきます。

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↓↓以下 微ネタバレあり↓↓

▼ 俺的 映画「寄生獣」印象点5つ

① グロ閲覧注意!!

寄生獣が人を捕食したりするんですが、あれは小中学生見ちゃアカンやつやった・・・

それだけグロシーンは原作を忠実に再現されています。
ホント目を覆ってしまいましたよ・・
PG12指定になっていますが、小学生が見たら絶対トラウマになるレベル・・・。
特に学校の廊下シーンはしんどかった・・
一見、新一とミギーの冒険活劇バディモノと思いきや、あれはしんどい・・・。

小学生は見ちゃアカンよ!!
出虹おじさんとのお約束やで!

② 母性とは?

寄生獣に右手を乗っ取られた主人公の青年 新一の恋人と母親に宿る母性もキーワードとなっています。
動物に備わった子供を守るという母性本能。
その素晴らしさと、失った時の悲しみが物語のターニングポイントとなっています。
母親が襲われるシーンでは

「アカン!!!おかん逃げて!!!」

とドギマギしましたよ・・

母性に始まり母性に終わり、また母性に始まる といった印象です。

そんな人間としての歴史の繰り返しが増長し、地球に蔓延(はびこ)った人間を静粛させるために寄生獣が蔓延ろうとする。
イレギュラーで産まれた半身同体の新一とミギーが人間と寄生獣の「あり方」を問い改めるってのがテーマなんでしょうね。

③ 戦闘アクション( ・∀・)イイ!!

寄生獣が肉体(顔)をナイフのように硬質化させ激しくやりあうシーンはメッチャ迫力あった!!
漫画でしか見られなかったそれが動くのは超絶感動しましたね!!

ただ寄生獣のCGはもう少し質感を追求した方がいいですね。
テカテカしてていかにもCGっぽくて、、、
ハリウッドならもっとリアル感が出せたかな。
頑張って欲しい。
コナミの小島プロダクション(公式サイト)がCG作ってるらしいですが、まだゲームの域を出ていないですね。

④ 新一とミギーの関係の先には??

人間の協力し愛し合う利他感情を理解できない寄生獣ミギー。

ミギーは自分の命が最重要で損得勘定を言動基準としています。
新一を助けるのも宿主が死ぬと自分も死ぬからです。
寄生獣は愛が理解できないのです。

理屈ばかり並べるミギーの言い回しはリーガルハイ(公式サイト)の古美門研介みたいでしたよ(笑)
脚本が同じ古沢良太先生(Wiki)ですから、そうもなりますよね。

新一の家族愛や友情を見聞きするミギーは何を感じどう解釈するのでしょう?
理屈じゃない愛情をどう捉えるのでしょう?

その答えがこの物語を通して出るんでしょうね。

⑤ 役者陣の演技が( ・∀・)イイ!!

主演の染谷将太さん(Wiki)はあんまり知らない役者さんでしたが、すごく良かった!
若いのに良い演技してます。
さすが大作の主演を務めるだけのことはありますね。
表情豊かでシーンに合った雰囲気と感情をうまく表現してくれています。

また深津絵里さん(Wiki)、東出昌大さん(Wiki)、余貴美子さん(Wiki)などなど、寄生獣にのっとられた役者さんの無機質・無表情・無感情をうまくで醸し出せていて素晴らしかった!!

▼ まとめ

グロはホントきつかったけど、アクションあり・考えさせるテーマ性ありで全体的に良かったです。

物語もだいたいのところを押さえられていて原作を裏切ったとは思えませんし、むしろ今風にうまくアレンジされて進化してます。
ミギーがネットやwikiで日本語を学ぶシーンは時代の流れを感じました。原作は辞書だったから(笑)

そしてなにより観ていて全然飽きませんでした。
テンポよくシーンがポンポン変わっていくし、ストーリー起伏のバランスもちょうどよかった。
これは脚本の古沢良太先生が観客側の心の移り変わりを考慮し緻密に計算してくれた賜物ですね。

内容は子連れ家族向け・カップル向けではありません、観ないほうがいいです(笑)
20年前、原作を読んでハラハラ・ドキドキした今のお父さんお母さん世代が昔を懐かしむ意味で夫婦で行くのがいいかも。
10代だとグロが厳しいので20才以降のSFアクション好きな方が見ると満足しますね。

ってことで、原作のグロを忠実に再現し、グロ表現の規制獣にしなかった作り手の皆様に拍手を送りたいと思います★★★★★

原作未読の方は是非!!

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